
「築年数でリフォームの内容は変わる」って本当?
リフォームを検討する際、「そろそろ築20年だから…」「古くなった実家を直したい」など、築年数を目安にする人は多いはず。
しかし、戸建てとマンションでは劣化のスピードも修繕ポイントも異なります。
この記事では、築年数別にチェックすべきリフォーム箇所と、建物タイプごとの違いをわかりやすく解説します。

築年数ごとのリフォーム目安ポイント
✅ 築5〜10年:気になり始める部分リフォーム
- 戸建て
- 外壁・屋根の点検(塗装やコーキング補修のタイミング)
- クロスやフローリングの傷み
- 設備の不具合(トイレや給湯器の初期トラブル)
- マンション
- 設備機器の初期交換(浴室乾燥機・食洗機など)
- 壁紙や床材の汚れ・剥がれ
- 換気扇や照明などの劣化
➡ この時期は“不便の芽を早めに潰す”という感覚で小規模な改修がおすすめです。

✅ 築10〜20年:設備と構造の「節目」
- 戸建て
- 水回り全体の見直し(キッチン・トイレ・浴室・洗面)
- 外壁塗装・屋根の塗り替えや防水補修
- 給湯器やエアコンの交換
- マンション
- 設備の交換+間取り変更(和室→洋室など)
- 収納力の見直し・断熱材の追加施工
➡ 生活スタイルの変化(子育て・高齢化)に合わせてリフォームする人が増える時期です。

✅ 築20〜30年:全体的な見直しが必要に
- 戸建て
- 床の沈み・傾き・構造材の点検(シロアリ被害も)
- 配管や電気系統の更新(漏電やつまり対策)
- 間取り変更・バリアフリー化の検討
- マンション
- 床・壁の劣化、配管更新(特に水漏れや臭いに注意)
- 収納・動線のリデザイン
- 築古ゆえの断熱性・気密性の低さを改善
➡ このタイミングでは「資産としての価値を維持するリフォーム」も重要な視点です。

✅ 築30年以上:フルリフォームまたは建て替え視野に
- 戸建て
- 耐震補強、構造補修の検討
- 基礎や土台の老朽化チェック
- 建て替えとフルリフォームのコスト比較
- マンション
- 共有部分の老朽化による制約(管理組合との相談が必須)
- 自室の全面改装+断熱・配管更新
➡ 安全性・快適性・資産性をトータルで考える必要がある時期です。

戸建てとマンションのリフォームの違いとは?
項目 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
リフォーム範囲 | 自由度が高く、構造にも介入可 | 共用部制限あり、専有部中心 |
耐震補強 | 可能(特に築古は必須) | 基本的には不可(管理組合の範囲) |
間取り変更 | 比較的自由にできる | 壁構造によって制限あり |
管理責任 | 自己管理(屋根・外壁など) | 管理組合との連携が必要 |
➡ マンションでは「管理規約」や「構造制約」に注意が必要です。

まとめ|築年数と住宅タイプを理解して、失敗しないリフォームを
築年数によって必要なリフォームは異なります。また、戸建てとマンションでは対応できる範囲やコスト感も大きく変わります。
無駄のないリフォームを進めるためには、“今の家にどんな不具合があるか”を築年数に応じて見極めることが第一歩です。
専門業者に点検や見積もりを依頼し、段階的に計画することが成功のカギとなります。

〜最近のコラスト事情〜
6月から新しい事務所に変わり、今日はテレビの設置をしようとしています。でも、テレビのリモコンがないことに気づき、皆んなでリモコン探しをしている真っ只中に私は呑気にパソコンカチカチ真面目なフリしてます。重たいものは運びたくないです☺️